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男色
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だんしょく
ふりがな文庫
“
男色
(
だんしょく
)” の例文
たとえばある彫刻家などは大きい
鬼羊歯
(
おにしだ
)
の
鉢植
(
はちう
)
えの間に年の若い
河童
(
かっぱ
)
をつかまえながら、しきりに
男色
(
だんしょく
)
をもてあそんでいました。
河童
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
今日
(
こんにち
)
は知らずその当時は長き年月の
無聊
(
むりょう
)
の余りにやあらん、
男囚
(
だんしゅう
)
の間には
男色
(
だんしょく
)
盛んに行われ、女囚もまた互いに
同気
(
どうき
)
を求めて夫婦の如き関係を生じ
妾の半生涯
(新字新仮名)
/
福田英子
(著)
虱
(
しらみ
)
を殺す位の小さな罪を非常に恐れてからして遠廻りする位の事をやって居ながら、
男色
(
だんしょく
)
に
耽
(
ふけ
)
るとか
牧畜
(
ぼくちく
)
を遣って
生物
(
いきもの
)
を殺すような仕事をして居るではないか。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
次に起りし美少年の
若衆
(
わかしゅ
)
歌舞伎もまた
男色
(
だんしょく
)
の故を以て
承応
(
しょうおう
)
元年に禁止せられて
野郎
(
やろう
)
歌舞伎となりぬ。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“男色”の意味
《名詞》
男 色(なんしょく、だんしょく)
男性同士の性愛。
(出典:Wiktionary)
“男色”の解説
男色(なんしょく)とは、男性同士の性愛(男性同性愛)を指す言葉である。女色(女性の異性愛)の対語に相当する。発音は異なるが中国伝来の言葉であり、朝鮮半島でも用いられる。日本に入ってきてからは寺院や武家社会、歌舞伎の世界などで独自に発展を遂げた(衆道参照)。
(出典:Wikipedia)
男
常用漢字
小1
部首:⽥
7画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“男色”で始まる語句
男色蛇