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用捨箱
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ようしゃばこ
ふりがな文庫
“
用捨箱
(
ようしゃばこ
)” の例文
老眼鏡の力をたよりにそもそも自分がまだ
柳
(
やなぎ
)
の
風成
(
かぜなり
)
なぞと名乗って狂歌
川柳
(
せんりゅう
)
を
口咏
(
くちずさ
)
んでいた頃の
草双紙
(
くさぞうし
)
から最近の随筆『
用捨箱
(
ようしゃばこ
)
』なぞに至るまで
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
種彦
(
たねひこ
)
の『
用捨箱
(
ようしゃばこ
)
』巻上に、ある島国にていと暗き夜、鬼の遊行するとて戸外へ出でざる事あり。
十二支考:04 蛇に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
かくてあるべきにあらざれば下宿へ還って『
用捨箱
(
ようしゃばこ
)
』を
繙
(
ひもと
)
くと「
鍋取公家
(
なべとりくげ
)
というは卑しめていうにはあらず、
老懸
(
おいかけ
)
を掛けたるをいえるなり、老懸を俗に鍋取また
釜取
(
かまとり
)
ともいう」
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
各
(
おのおの
)
その名称と詠吟の法則とを異にすといへども、もしこれを
或
(
ある
)
形式の短詩として
看来
(
みきた
)
るや、全く同工異形にしてその差別
往々
(
おうおう
)
弁じがたきものあり。これ既に
柳亭種彦
(
りゅうていたねひこ
)
が『
用捨箱
(
ようしゃばこ
)
』にいふところ。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
用
常用漢字
小2
部首:⽤
5画
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
箱
常用漢字
小3
部首:⽵
15画
“用捨”で始まる語句
用捨
用捨気