“生腕”の読み方と例文
読み方割合
なまうで100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紙札というのは、例の暗闇のなかの骸骨と、くさむらを這い出して来た生腕なまうでとから受取った、化物屋敷通過証ともいうべき紙片かみきれである。
悪魔の紋章 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大地を指さした宇治山田の米友が、生腕なまうで献上の一行を相手に、何をたんかをきっているかと聞いてみると
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
人間の生腕なまうでが一本、三宝の上に置いてあるんだぜ、いってえ、何のおまじねえだ、当てつけるなら少々お門違いのようなものだが、あいつらの言った今の口上は
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)