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生命拾
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いのちびろ
ふりがな文庫
“
生命拾
(
いのちびろ
)” の例文
安藤対馬の災難は不思議にもその傷が軽くて済んだが、多くの人の同情は
生命拾
(
いのちびろ
)
いをした老中よりも、現場に
斃
(
たお
)
れた青年たちの上に集まる。
夜明け前:01 第一部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「うむ」と言つたきり、光政はじつと侍医の顔を見詰めてゐたが、暫くすると
掌面
(
てのひら
)
の蜜柑をそつと籠のなかへ返した。蜜柑は
生命拾
(
いのちびろ
)
ひをしたのが嬉しさうに、籠から滑り落ちて座敷に転がり出した。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
初
(
はじめ
)
て
生命拾
(
いのちびろ
)
ひをしたことを確めた。
にぎり飯
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「そう言えば、
師岡正胤
(
もろおかまさたね
)
もどうしていますかさ。ひょっとすると、わたしより先に京都へ出ているかもしれません。あの師岡も、今度の大赦にあって、
生命拾
(
いのちびろ
)
いをしたように思っていましょう。」
夜明け前:02 第一部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
国会議員は
生命拾
(
いのちびろ
)
ひをしたやうな顔をした。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
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初て
生命拾
(
いのちびろ
)
いをしたことを確めた。
にぎり飯
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
命
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
拾
常用漢字
小3
部首:⼿
9画
“生命”で始まる語句
生命
生命懸
生命力
生命冥加
生命綱
生命掛
生命限
生命取
生命呪
生命喪