“生信房”の読み方と例文
読み方割合
しょうしんぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しばらくでございました」突然、二年ぶりに、こういって角間の草庵へ顔を見せたのは、故郷ふるさと天城あまぎへもどっていた生信房しょうしんぼうであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
また、炎を見ると、なにかうずうずと血管がそそのかされるような眼をしているのは、生信房しょうしんぼうであった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「裏方様——裏方様」あわただしく、生信房しょうしんぼうは、こういって、草庵の縁から、奥へ告げた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)