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瓜実顔
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うりざねがほ
ふりがな文庫
“
瓜実顔
(
うりざねがほ
)” の例文
旧字:
瓜實顏
わたしは少女に目を
注
(
そそ
)
いだ。すると少女は意外にも
幽
(
かす
)
かに
眶
(
まぶた
)
をとざしてゐる。年は十五か十六であらう。顔はうつすり
白粉
(
おしろい
)
を
刷
(
は
)
いた、
眉
(
まゆ
)
の長い
瓜実顔
(
うりざねがほ
)
である。
わが散文詩
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
冷つこさうな
瓜実顔
(
うりざねがほ
)
を上向けにして、何か勿体ぶつた、瞑想にでも
耽
(
ふけ
)
つてゐるやうな澄まし方で
乳の匂ひ
(新字旧仮名)
/
加能作次郎
(著)
逆に「
瓜実顔
(
うりざねがほ
)
の女」と云ふのは、日本人には珍しくないが、西洋人には珍しいだらう。一つの形容の言葉に
就
(
つ
)
いて云はれる事は、作品全体に就いても云はれる事である。
東西問答
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
瓜
漢検準1級
部首:⽠
6画
実
常用漢字
小3
部首:⼧
8画
顔
常用漢字
小2
部首:⾴
18画
“瓜実”で始まる語句
瓜実
瓜実型
瓜実形