玉嬌枝ぎょっきょうし)” の例文
画工一代の悲願と、腕みがきのため、御山みやま金天聖廟きんてんせいびょうの壁画を描くべく娘の玉嬌枝ぎょっきょうしを連れて、数日間、がんがけの参籠さんろうをしていたものだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けれど、ここにあわれをとどめたのは、絵師の娘玉嬌枝ぎょっきょうしである。彼女はどうしても見あたらなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)