玉姫たまひめ)” の例文
右手の玉姫たまひめ神社の方角が東にあたっているのだろう。はや白じらとした暁のいろが森のむこうにわき動いていた。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
順承はむすめ玉姫たまひめを愛して、これに壻を取って家を護ろうとしていると、津軽家下屋敷の一つなる本所大川端おおかわばた邸が細川邸と隣接しているために、斉護と親しくなり
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)