“玄麗”の読み方と例文
読み方割合
げんれい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくては、一城の姫か、うつくしい腰元の——敗軍には違いない——落人おちゅうどとなって、辻堂に徜徉さまよった伝説をのあたり、見るものの目に、幽窈ゆうよう玄麗げんれいの趣があって、娑婆しゃば近い事のようには思われぬ。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)