玄瑳げんさ)” の例文
辰盛は兄重光の二男輔之ほしを下野から迎え、養子として玄瑳げんさとなえさせ、これに医学を授けた。すなわち抽斎の高祖父である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
為隣は寛保かんぽう元年正月十一日に家を継いで、二月十三日に通称の玄春げんしゅんを二世玄瑳げんさと改め、翌寛保二年七月二日に歿し、跡には登勢が十二歳の未亡人びぼうじんとしてのこされた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)