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猿廻
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さるまわし
ふりがな文庫
“
猿廻
(
さるまわし
)” の例文
そこへ、手水鉢へ来て、手を洗ったのが、若い手代——君が云う、その美少年の
猿廻
(
さるまわし
)
。
南地心中
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
モ一人
他
(
ほか
)
に知ってるものがあるそうで、始終母様がいってお聞かせの、それはあすこに置物のように
畏
(
かしこま
)
っている、あの猿——あの猿の
旧
(
もと
)
の飼主であった——
老父
(
じい
)
さんの
猿廻
(
さるまわし
)
だといいます。
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ちょうど
市
(
まち
)
の場末に住んでる
日傭取
(
ひようとり
)
、土方、人足、それから、
三味線
(
さみせん
)
を弾いたり、太鼓を
鳴
(
なら
)
して
飴
(
あめ
)
を売ったりする者、
越後獅子
(
えちごじし
)
やら、
猿廻
(
さるまわし
)
やら、
附木
(
つけぎ
)
を売る者だの、唄を謡うものだの、
元結
(
もっとい
)
よりだの
化鳥
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
猿
常用漢字
中学
部首:⽝
13画
廻
漢検準1級
部首:⼵
9画
“猿廻”で始まる語句
猿廻門途