“猫被”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねこかぶ75.0%
ねこっかぶ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらのさる知恵は、小犬のようなそれらの道化振りは、猫被ねこかぶりのその無邪気さは、いかにしてもクリストフの気に入るはずがなかった。
「私は、よく奧さまに、私の考へを申上げますけれど、奧さまも賛成して下さいますわ。この子は、陰險なのよ、こんな年頃の子供で、こんな猫被ねこかぶりは、私、知りませんわ。」
「ハイカラ野郎の、ペテン師の、イカサマ師の、猫被ねこっかぶりの、香具師やしの、モモンガーの、岡っ引きの、わんわん鳴けば犬も同然な奴とでも云うがいい」
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)