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狡黠
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こうかつ
ふりがな文庫
“
狡黠
(
こうかつ
)” の例文
その理由を問えば、曰く、「その情
固
(
もと
)
より
狡黠
(
こうかつ
)
にして、その状またすこぶる
猖獗
(
しょうけつ
)
なり」
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
捷智
(
しょうち
)
部においては「霊変」を説き、語智部においては「善言」を説き、兵智部においては「詭道」を説き、
閏智
(
じゅんち
)
部においては「雄略」を説き、雑智部においては「
狡黠
(
こうかつ
)
」を説いた。
蔦葛木曽棧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
けだしバッジの『
埃及
(
エジプト
)
人の諸神』一巻二一頁に言えるごとく、狗頭猴のこの種は至って怜悧で、今も土人はこれを諸生物中最も智慧あり、その
狡黠
(
こうかつ
)
を遥かに人間を駕するものとして敬重す。
十二支考:07 猴に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
且
(
かつ
)
北条が敵し得ぬにしても長く堪え得るようならば、火事は
然程
(
さほど
)
に早く
吾
(
わ
)
が
廂
(
ひさし
)
へ来るものでは無い、と考えて、
狡黠
(
こうかつ
)
には相違無いが、他人
交際
(
づきあい
)
の間柄ではあり、戦乱の世の常であるから、形勢観望
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
狡
漢検1級
部首:⽝
9画
黠
漢検1級
部首:⿊
18画
“狡黠”で始まる語句
狡黠鼠
狡黠猖獗