“犀眼”の読み方と例文
読み方割合
さいがん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば日本における豊臣とよとみ秀吉の如きは、犀眼さいがん、鋭意、時に厳酷でもあり、烈しくもあり、鋭くもあり、抜け目もない英雄であるが、どこか一方に、開け放しなところがある。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ついこのあいだ信州から質子として大坂へきたばかりの田舎者いなかもの、いたって無口むくちで、年も他のふたりよりは若く、ながい道中どうちゅうも、ただむッつりとしてあるいているが、秀吉ひでよし犀眼さいがん
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あげ足をとるな。たまには犀眼さいがんにも見間違えがある」
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)