“犀角”の読み方と例文
読み方割合
さいかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは遠征軍の大捷たいしょうによってつぐなわれ、いわゆる耕牛、戦馬、金銀、犀角さいかくなどのおびただしい南方物資のみつぎの移入によっても、大いに国力を賑わし得ることは得たが
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
珠玉、金銀、織物、陶器、犀角さいかく玳瑁たいまい翡翠ひすい珊瑚さんご孔雀くじゃく闘鴨とうおう鳴鶏めいけい、世の七宝百珍にあらざる物はない。そしてそれは金鞍きんあんの白馬百頭の背に美しく積まれて、江岸の客船まで送りとどけられた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)