“物羨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ものうらや50.0%
ものうらやみ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
安楽ばかりの生活はない、苦痛ばかりの生活もない。そこで私はお前達に云うよ。ひがむな、そうして物羨ものうらやみをするな。楽しかったと思ったものは、窮屈だったことを思うがいい。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
二者ふたつかなはぬ世の習なるに、女ながらもかう生れたらんには、そのさいはひは男にも過ぎぬべしなど、若き女は物羨ものうらやみの念強けれど、ねたしとは及び難くて、静緒は心におそるるなるべし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)