“片髭”の読み方と例文
読み方割合
かたひげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒い片髭かたひげが上唇を沿うて、自然じねんと下りて来て、尽んとするかどから、急にき返す。口は結んでいる。同時に黒いひとみは眼尻までって来た。母と子はこの姿勢のうちに互を認識した。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)