“片籠”の読み方と例文
読み方割合
かたかご100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それで民子は、例のたすきに前掛姿で麻裏草履という支度。二人が一斗笊一個宛ひとつずつを持ち、僕が別にばんニョ片籠かたかご天秤てんびんとを肩にして出掛ける。民子が跡から菅笠すげがさかむって出ると、母が笑声で呼びかける。
野菊の墓 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)