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片端
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かたは
ふりがな文庫
“
片端
(
かたは
)” の例文
片端
(
かたは
)
の足を誰にも氣付かれまいと
憔悴
(
やつれ
)
る思ひで神經を消磨してゐた内儀さんの口惜しさは身を引き裂いても足りなかつた。
崖の下
(旧字旧仮名)
/
嘉村礒多
(著)
片端
(
かたは
)
という地名は一方が城の土居もしくは
濠
(
ほり
)
ばたになっていて、片側しか人家のない道路であることを意味し、これも西国にはなくてこの辺から東には多い。
地名の研究
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
レジナにて
驢
(
うさぎうま
)
を雇ひ、
葡萄圃
(
ぶだうばたけ
)
、貧しげなる農家など見つつ
騎
(
の
)
り行くに、
漸
(
やうや
)
くにして草木の勢衰へ、はては
片端
(
かたは
)
になりたる小灌木、半ば枯れたる草の茎もあらずなりぬ。
ヴエスヴイオ山
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
レジナにて
驢
(
うさぎうま
)
を雇ひ、葡萄圃、貧しげなる農家など見つゝ
騎
(
の
)
り行くに、漸くにして草木の勢衰へ、はては
片端
(
かたは
)
になりたる小灌木、半ば枯れたる草の莖もあらずなりぬ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
端
常用漢字
中学
部首:⽴
14画
“片端”で始まる語句
片端者
片端爪
片端折