“片品”の読み方と例文
読み方割合
かたしな100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其東に発源する川は即ち笠科川であって、今では笠科川と片品（かたしな）川とを別物としているが、片品は笠科の転訛であるとは、多くの学者の説く所である。
利根川水源地の山々 (新字新仮名) ／ 木暮理太郎(著)
藤原郷の方から來たのに清水越の山から流れ出して來た一支流が湯檜曾のはづれで落ち合つて利根川の溪流となり沼田の少し手前で赤谷川を入れ、やゝ下つた處で片品（かたしな）川を合せる。
みなかみ紀行 (旧字旧仮名) ／ 若山牧水(著)
普通の人はここへ泊るのが一日の行程だそうだが、足は多少痛くても元気はますます加わる吾等一行、小憩の後（のち）、片品（かたしな）川の沿岸に沿うてここから四里余もある追貝（おいかい）まで猛烈なる強行軍。
本州横断　痛快徒歩旅行 (新字新仮名) ／ 押川春浪、井沢衣水(著)