“爽然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さっぱり50.0%
はつきり50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
の外になると、もう自分でも足のたしかなのが分って、両側のそちこちに、白い金盥かなだらい昇汞水しょうこうすいの薄桃色なのが、飛々の柱燈はしらあかりに見えるのを、気の毒らしく思うほど、気も爽然さっぱりして、通り過ぎた。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
顔の色がはなはだ悪いよ。雪で寒いんで、胸でも痛むんか、頭痛でもするんか、さうも無い? どうしたんだな。それぢや、もつと爽然はつきりしてくれんぢや困るぢやないか。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)