爲來シキタ)” の例文
新字:為来
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない國中の爲來シキタりであつた。だが其にも、曾てはさうした風の、一切行はれて居なかつたことを、主張する村々があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない國中の爲來シキタりであつた。だが其にも、曾てはさうした風の、一切行はれて居なかつたことを、主張する村々があつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
次に設けの席に就くと、列座の衆の拍手するのが、本式だつた樣である。饗膳にも亦特殊な爲來シキタりがあつた。此中、支那風・佛教風の饗宴樣式をとり除いて考へて行きたい。
さう言ふ この國の爲來シキタりを
水中の友 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)