“シキタ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:しきた
語句割合
為来60.0%
爲來40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
をとめの閨戸ネヤドをおとなふフウは、何も、珍しげのない国中の為来シキタりであつた。だが其にも、カツてはさうした風の、一切行はれて居なかつたことを、主張する村々があつた。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
上代から然りと信ずる事は出来ぬにしても、尚江戸よりは古くの為来シキタりと考へられる。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次に設けの席に就くと、列座の衆の拍手するのが、本式だつた樣である。饗膳にも亦特殊な爲來シキタりがあつた。此中、支那風・佛教風の饗宴樣式をとり除いて考へて行きたい。
さう言ふ この國の爲來シキタりを
水中の友 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)