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燈火
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ひかり
ふりがな文庫
“
燈火
(
ひかり
)” の例文
新字:
灯火
がんじ搦みにされてしまった! そうして自然とサルグツワが
篏
(
は
)
まり、あんまり意外なので気絶したが眼覚めてみれば気味悪い部屋! ……
菫色
(
すみれいろ
)
の
燈火
(
ひかり
)
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
水がピチャピチャと石段を洗い、小波をウネウネと立てている。石段の左右に
龕
(
がん
)
ある。青白い
燈火
(
ひかり
)
が射しいる。
神秘昆虫館
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その間も香炉からは煙りが立ち、微妙に部屋を
馨
(
かお
)
らせている。その間も
龕
(
がん
)
からは
菫色
(
すみれいろ
)
の
燈火
(
ひかり
)
が、ほんのりと四方を照らしている。そうして聞こゆる催情的音楽!
任侠二刀流
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
秋安と美しい廻国風の娘と、語り合っているその部屋には、
狩野山楽
(
かのうさんらく
)
の描いたところの、雌雄孔雀の金屏風が、紙燭の
燈火
(
ひかり
)
を明るく受けて、さも華やかに輝いている。
血ぬられた懐刀
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と振り返った織江の眼に、家内から射している
燈火
(
ひかり
)
を背負った、粋な女の年増姿が見えた。
血煙天明陣
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
一基の燭台が置いてあり、燈心を引いて細めた
燈火
(
ひかり
)
が、部屋を朦朧と照らしていた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
と、雨戸が静かに引かれ颯と
燈火
(
ひかり
)
が庭へ射した。
赤格子九郎右衛門の娘
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
燈
部首:⽕
16画
火
常用漢字
小1
部首:⽕
4画
“燈火”で始まる語句
燈火占
燈火台
燈火節
燈火信号
燈火管制