熱刻ねつこく)” の例文
然し、本妻をも、お鳥をも、ヒステリなどにするのは自分だ、自分の熱刻ねつこくもしくは冷刻れいこくな性質からのことだ。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
自分が深刻しんこくな命脈にはづれて、トルストイの冷刻れいこくにもならず、ドストイエフスキの熱刻ねつこくにも行かず、ただ淺い、淡い、なまぬるい感じと氣分とにぐらついてゐるのをおぼえる。
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)