おこ)” の例文
女「そうだねえ、まア火をおこしてお呉れ……消炭けしずみを下へ入れて堅い炭を上へ入れるのだよ、あら、鍋が空じゃアないか、湯を入れて掛けるのだアね、旨くやんねえよ」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
女「おい、お前が何も塩梅しなくってもい、うバタ/\七輪の下をあおがないでも宜いよ、お前のは他見わきみばかりして居るから、上の方で灰ばかり立って火がおこりゃアしない」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)