“煙槍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
エンジャン50.0%
エンチャン50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は、煙槍エンジャンと、酒精アルコールランプと、第三号がなければ生きて行かれなかった。彼は、一日に一度は必ず麻酔薬を吸わずにはいられなかった。体内から薬のが切れると、うずくような唸きにのた打った。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
彼女は、一郎を抱き上げて家の中へせこんだ。竹三郎は磨いた煙槍エンチャンをくわえて、赤毛布の上に横たわり、酒精アルコールランプを眺めながら、恍惚状態に這入ろうとしていた。
武装せる市街 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)