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無駄骨
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むだぼね
ふりがな文庫
“
無駄骨
(
むだぼね
)” の例文
またわれわれにもこういうことに経験があったら、前に注意をして置けばよかったのに、経験のないため、飛んだ
無駄骨
(
むだぼね
)
を折ることになりました。
幕末維新懐古談:73 栃の木で老猿を彫ったはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
「ふふふ、この辺の海底は、三十メートル内外で、殆んど平らであります——か。なるほど、そのような報告では、お気の毒ながら、宝探しは
無駄骨
(
むだぼね
)
だろうよ。ははは」
地球要塞
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
だから、漫然と元兇を尋ねたところで多分
無駄骨
(
むだぼね
)
に終るだろう。それよりも、近道は、この三つの殺人事件の裏には、どんな動機が潜んでいるか。何がこの犯罪の原因となったか。
孤島の鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「ああああ
張合
(
はりあい
)
がないのね、それじゃ。せっかく私が
丹精
(
たんせい
)
して
拵
(
こしら
)
えて来て上げたのに、
肝心
(
かんじん
)
のあなたがそれじゃ、まるで
無駄骨
(
むだぼね
)
を折ったと同然ね。いっそ何にも話さずに帰ろうか知ら」
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
こんなことをしたって
無駄骨
(
むだぼね
)
だ、我ながらいささか
滑稽
(
こっけい
)
なくらいだ、これはてっきりマレーフスキイのやつがいっぱい食わしたのだ——という意識が、じりじりと胸の中へ
忍
(
しの
)
び
込
(
こ
)
んで来た。
はつ恋
(新字新仮名)
/
イワン・ツルゲーネフ
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
駄
常用漢字
中学
部首:⾺
14画
骨
常用漢字
小6
部首:⾻
10画
“無駄骨”で始まる語句
無駄骨折