火眼かがん)” の例文
あっしは嚢陽じょうよう生れのやくざ者、人肉を食らったむくいで、火眼かがん狻猊しゅんげいとアダ名され、分銅鎖ふんどうぐさりの使い手と、自分ではウヌ惚れておりますが、そちらの兄貴二人にくらべたら、けちな野郎でございます。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)