“火力”の読み方と例文
読み方割合
ちから100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其一本は杉箸で辛くも用を足す火箸に挟んで添へる消炭の、あはれ甲斐なき火力ちからを頼り土瓶の茶をばぬくむるところへ、遊びに出たる猪之の戻りて、やあ父様帰つて来たな
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
その一本は杉箸すぎばしで辛くも用を足す火箸に挾んで添える消炭の、あわれ甲斐なき火力ちからを頼り土瓶どびんの茶をばぬくむるところへ、遊びに出たる猪之の戻りて、やあ父様帰って来たな
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)