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漬物樽
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つけものだる
ふりがな文庫
“
漬物樽
(
つけものだる
)” の例文
もちろん小屋にも
鍵
(
かぎ
)
はかかっていた。けれど
不寝番
(
ねずのばん
)
が付きッきりでいるわけではない。彼は
漬物樽
(
つけものだる
)
を踏み台にして、明り窓を破って外へ出た。
宮本武蔵:07 二天の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
便所臭い、
漬物樽
(
つけものだる
)
の積まさっている物置を、コックが開けると、薄暗い、ムッとする中から、いきなり横ッ面でもなぐられるように、怒鳴られた。
蟹工船
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
それでなくても
漬物樽
(
つけものだる
)
のような形をした腹を、もっと丸くすることより考えていない。天気がどうであろうと、そんなことは一向お構いなしである。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
若い身空で女の
襷
(
たすき
)
をして
漬物樽
(
つけものだる
)
の
糠
(
ぬか
)
加減
(
かげん
)
を
弄
(
いじ
)
っている姿なぞは頼まれてもできる芸ではない。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
駕のうしろに、江の島
土産
(
みやげ
)
の貝細工や
漬物樽
(
つけものだる
)
が下げてあるから、この宿で、一息いれて、仲継ぎの人足が来るのを待ち合せているらしい。——その駕の中で、声がした。
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
漬
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
樽
漢検準1級
部首:⽊
16画
“漬物”で始まる語句
漬物
漬物桶
漬物屋
漬物甕
漬物石
漬物鉢
漬物類
漬物何処