漕付こぎつけ)” の例文
ようやくの思いで一所に物観遊山に出るとまでは漕付こぎつけは漕付たけれども、それもほんの一所に歩く而已のみで、慈母おっかさんと云うものが始終そばに附ていて見れば思う様に談話はなしもならず」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)