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漆瘡
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しつさう
ふりがな文庫
“
漆瘡
(
しつさう
)” の例文
そこへまた油薬のやうなものを塗つて呉れた。ひどく苦んだ
漆瘡
(
しつさう
)
の男根図はかくのごとくにしてつひに直つた。
瘡
(
かさ
)
は極く『平凡』に
癒
(
い
)
えた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
そして僕の
漆瘡
(
しつさう
)
物語の結末が消えるやうにして無くなつてしまつたときに、この
諺
(
ことわざ
)
、警句をおもひ起したのであつた。おもひ起して味つてみるとどうも言方に旨いところがあつた。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
然るに僕が
漆瘡
(
しつさう
)
であれほど苦しんだ時に、父は極めて平凡にそれを直して呉れた。僕はその時、父には何か知らんやはり特殊の『能力』があるのではあるまいかと思つたのである。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“漆瘡”の意味
《名詞》
漆によるかぶれ。
(出典:Wiktionary)
漆
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
瘡
漢検1級
部首:⽧
15画
“漆”で始まる語句
漆
漆喰
漆黒
漆塗
漆器
漆間
漆桶
漆壺
漆紋
漆掻