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滴垂
ふりがな文庫
“滴垂”の読み方と例文
読み方
割合
したた
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
したた
(逆引き)
まだ人影の見えない
浴槽
(
ゆぶね
)
のなかには、刻々に満ちて来る湯の
滴垂
(
したた
)
りばかりが耳について、温かい煙が、
燈籠
(
とうろう
)
の影にもやもやしていた。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
櫂
(
かい
)
から
滴垂
(
したた
)
る水の音は
在りし日の歌:亡き児文也の霊に捧ぐ
(新字旧仮名)
/
中原中也
(著)
窓のつい眼のさきにある山の姿が、
淡墨
(
うすずみ
)
で
刷
(
は
)
いたように、水霧に
裹
(
つつ
)
まれて、
目近
(
まぢか
)
の雑木の小枝や、崖の草の葉などに漂うている雲が、しぶきのような水滴を
滴垂
(
したた
)
らしていたりした。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
滴垂(したた)の例文をもっと
(3作品)
見る
滴
常用漢字
中学
部首:⽔
14画
垂
常用漢字
小6
部首:⼟
8画
“滴”で始まる語句
滴
滴々
滴水
滴点
滴下
滴血
滴雫
滴々々
滴丁東
滴水和尚
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