満仲みつなか)” の例文
そこで右衛門督朝忠に勅して、検非違使をしてさがし求めしめ、又延光をして満仲みつなか、義忠、春実はるざね等をして同じくうかがひ求めしむといふことが、扶桑略記の巻二十六に出てゐる。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
どちらも清和源氏の分流でありながら、四代、満仲みつなかのときから敵同士になり、五百年の間、それとも知らずに殺し殺される、因果な争いをくりかえしてきた業の深い間柄だったのである。
うすゆき抄 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)