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湯婆子
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ゆたんぽ
ふりがな文庫
“
湯婆子
(
ゆたんぽ
)” の例文
朝早く
出掛
(
でかけ
)
間際
(
まぎわ
)
に腹痛み
出
(
いづ
)
ることも
度々
(
たびたび
)
にて、それ懐中の
湯婆子
(
ゆたんぽ
)
よ
懐炉
(
かいろ
)
よ
温石
(
おんじゃく
)
よと立騒ぐほどに、大久保より
札
(
ふだ
)
の
辻
(
つじ
)
までの
遠道
(
とおみち
)
とかくに出勤の時間おくれがちとはなるなり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
「はい。」と小女が立って行くと
間
(
ま
)
もなく派出婦のお千代が
湯婆子
(
ゆたんぽ
)
を持って
襖
(
ふすま
)
を明け
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「いけませんよ。おからかい遊ばしちゃア。こんどなさると大きな声を立てますから。」と言いながら重吉の
寝衣
(
ねまき
)
らしいものを押入から取出して枕元に置き、夜具の
裾
(
すそ
)
へ廻って
湯婆子
(
ゆたんぽ
)
を入れる。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
婆
常用漢字
中学
部首:⼥
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“湯婆”で始まる語句
湯婆