“渣”の読み方と例文
読み方割合
かす100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして皆がしぼられたかすなんだ。俺達あみんな働きすぎたんだ。俺達あ食うために働いたんだが、その働きは大急ぎで自分の命をへらしちゃったんだ。
淫売婦 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
されば悟れるとは己れが迷を知ることにして、そをだつせるのいひにはあらず。哀れ、戀の鴆毒ちんどくかすも殘さず飮みせる瀧口は、只〻坐して致命の時を待つの外なからん。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
うわ澄みをすくってすべてのクリームを取り、農夫にはあとのかすだけをのこしたのである。