渓音けいおん)” の例文
やがて、降ればまた深い渓音けいおん水声、昼か夜かも、わからなくなっていた。猿になぶられ、狼にかかとがれ、ただつたかずらの中の道標をさがしては、それをたよって行くしかない。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)