渋滞しぶり)” の例文
旧字:澁滯
案内してこれよりすぐに汝が家へ老衲を連れて行てはくれぬか、とすこしも辺幅ようだいを飾らぬ人の、義理すじみち明らかに言葉渋滞しぶりなく云いたまえば
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
案内して是より直に汝が家へ老衲を連れて行ては呉れぬか、とすこし辺幅やうだいを飾らぬ人の、義理すぢみち明かに言葉渋滞しぶりなく云ひたまへば、十兵衞満面に笑を含みつゝ米くごとく無暗に頭を下げて、はい、唯
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)