混返まぜかえ)” の例文
敵意のあるものなら、手紙を遣取やりとりするのも少し変ではないか、こう叔父が混返まぜかえしたのが始まりで、お俊は負けずに言い争った。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どうです。先生、もう弓も飽いたから——貴様、この矢場で、鳥でも飼え、なんと来た日にゃあ、それこそ此方こっちのものだ……しかしこの弓は、永代えいたい続きそうだテ」こんなことを言って混返まぜかえすので
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
こんなことを言って、仲間の話を混返まぜかえすものもあった。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「ポツン」と体操の教師は混返まぜかえすように。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)