淡黒うすぐろ)” の例文
洗腸の液はしばらくすると、淡黒うすぐろ粘液ねんえきをさらい出した。自分は病を見たように感じた。「どうでしょう? 先生」
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
この時目のまはりに炎の輪ある淡黒うすぐろき沼なる舟師かこの鬚多き頬はしづまりぬ 九七—九九
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)