“涙腺”の読み方と例文
読み方割合
るいせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
言わば高圧釜こうあつがまの安全弁のように適当な瞬間に涙腺るいせんの分泌物を噴出して何かの危険を防止するのではないか、そうでないとどうも涙の科学的意義がのみ込めない。
自由画稿 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
それだのに涙腺るいせんは無理に門を開けさせられて熱い水のせきをかよわせた。
武蔵野 (新字新仮名) / 山田美妙(著)
父はその時始めて盲目めくら涙腺るいせんから流れ出る涙を見た。
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)