“海鴉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ロッペン50.0%
うみがらす50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一、小屋に帰ると、狭山は青磁に黒い斑のはいった海鴉ロッペンの卵を煮て喰わせ、じぶんは船から届いた大根や玉葱を生のままで貪り喰った。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
匍匐し、挑み、相撃ち、逃惑い、追跡する暗褐色の数万のグロテスクな海獣どもの咆哮と叫喚は、つんざくような無数の海鴉ロッペンの鳴声と交錯し、騒々囂々ごうごう、日夜、やむときなく島を揺りうごかす。
海豹島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
「ちがいます。似てはいますがね、海鴉うみがらすという奴です。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)