“海妖”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいよう50.0%
アヤカシ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
星は語らない。ただはるかな山すそから、干潮になった無月の潮騒しおざいが、海妖かいようの単調な誘惑の歌のように、なまめかしくなでるように聞こえて来るばかりだ。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
文学好きの仲間が作っていた「サブライナ」の後をけて私が中心となった「海妖アヤカシ」が最初に生れた。四年級の者でこしらえたクラスの雑誌が次男であった。
語られざる哲学 (新字新仮名) / 三木清(著)