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浮遊
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ふゆう
ふりがな文庫
“
浮遊
(
ふゆう
)” の例文
いつか諒安の
影
(
かげ
)
がうすくかれ草の上に
落
(
お
)
ちていました。一きれのいいかおりがきらっと光って
霧
(
きり
)
とその琥珀との
浮遊
(
ふゆう
)
の中を
過
(
す
)
ぎて行きました。
マグノリアの木
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そこにも、樹間をチラチラする
提灯
(
ちょうちん
)
の幾つかが、狐火のように
浮遊
(
ふゆう
)
して、しきりと行く手行く手の先を
尾
(
つ
)
け廻しましたが、裏山を越えて、次の
木賊谷
(
とくさだに
)
へのぞむと、もう逃げる天地は自由なものです。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は相良氏に、松風号が空間に夢の如く
浮遊
(
ふゆう
)
しているのを見せて、
失心
(
しっしん
)
させたことも話した。その結果、相良氏が、兼ねて研究中の宇宙艇にとびのって火星へ発足した決死的冒険をも話してきかせた。
空中墳墓
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“浮遊”の意味
《名詞》
浮かび、漂うこと。飛ぶこと。
(context、dated)超然とあそぶこと。悠悠自適。
(context、dated)あちこち遊び歩くこと。漫遊。
(出典:Wiktionary)
浮
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
“浮遊”で始まる語句
浮遊生物
浮遊動物