“浮遊生物”の読み方と例文
読み方割合
プランクトン100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
俺は毎日そんな木蔭を脱け、野原を横切つては飽くことなしに、沼のほとりへ通ひ詰めてゐる。浮遊生物プランクトンの採集をつゞけてゐるのだ。……
春の手紙 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
例の浮遊生物プランクトンの実験を続けようとしてゐるのだが、念願とするアミーバが容易に発見し難いので索然としてしまつたのだ。
沼辺より (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
午後僕は附近の沼に浮遊生物プランクトンの採集に出かけるのを日課としてゐたが、その頃の百合子の帰り途を沼の傍らで待ちうけることを彼女から懇願されてしまつた。
女優 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)