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浪子
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なみこ
ふりがな文庫
“
浪子
(
なみこ
)” の例文
祝宴が始まる前の
控場
(
ひかえじょう
)
の大広間には、余興の舞台が設けられていて、今しがた帝劇の
嘉久子
(
かくこ
)
と
浪子
(
なみこ
)
とが、
二人道成寺
(
ににんどうじょうじ
)
を踊り始めたところだった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
彼は飛んでもない舞台へ、いつとなし登場して来たことを
慚
(
は
)
じながらも、
手際
(
てぎわ
)
のいい引込みも素直にはできかねるというふうだった。
浪子
(
なみこ
)
不動がすぐその辺にあった。
仮装人物
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
もうそのころは知る人は知っていたが自分にはまだ初耳の「
浪子
(
なみこ
)
」の話である。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
前回かりに
壮夫
(
わかもの
)
といえるは、海軍少尉
男爵
(
だんしゃく
)
川島武男
(
かわしまたけお
)
と呼ばれ、このたび良媒ありて陸軍中将子爵
片岡毅
(
かたおかき
)
とて名は
海内
(
かいだい
)
に震える将軍の長女
浪子
(
なみこ
)
とめでたく
合卺
(
ごうきん
)
の式を
挙
(
あ
)
げしは、つい先月の事にて
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
女中に持たせし
毛布
(
けっと
)
を草のやわらかなるところに敷かせて、武男は
靴
(
くつ
)
ばきのままごろりと横になり、
浪子
(
なみこ
)
は
麻裏草履
(
あさうら
)
を脱ぎ
桃紅色
(
ときいろ
)
のハンケチにて二つ三つ
膝
(
ひざ
)
のあたりをはらいながらふわりとすわりて
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
“浪子”の解説
『浪子』(なみこ)は、1932年(昭和7年)製作・公開、田中栄三・木村一衛・滝村和男・三上良二・大内秀邦共同監督による日本の長編劇映画である。
(出典:Wikipedia)
浪
常用漢字
中学
部首:⽔
10画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“浪子”で始まる語句
浪子様
浪子夫人
浪子饅頭