“流行(はやら)” の例文
この城山の麓のすぐ続きに菅といふ家があつてその持つてる家を津田安(つだやす)といふ骨董やが仮りて貸席料理をやつたが流行(はやら)なんだ。
坊つちやん「遺蹟めぐり」 (新字旧仮名) / 岡本一平(著)
流行(はやら)したは山県紋也であって、今宵も紋也は一軒の家の、土間の床几(しょうぎ)へ腰をかけながら、チビリチビリと酒を飲んでいた。
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
日本では現在、あんなようなクラシカルな声が流行(はやら)ないが、西洋に行ったら大受けだろう。
二重心臓 (新字新仮名) / 夢野久作(著)