“治憲”の読み方と例文
読み方割合
はるのり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
羽州うしゅう米沢よねざわの典薬勝成裕かつせいゆうが、御隠居上杉鷹山うえすぎようざん侯(治憲はるのり)の内意を受けて、一行十五人、深山幽谷に薬草を採りに分け入るという、その時代としては珍らしい計画が立てられた。
壁の眼の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
……真相は間もなくはっきりした、それは執政千坂対馬はじめ、色部修理いろべしゅり須田伊豆すだいず長屋兵庫ながやひょうご清野きよの芋川いもかわ平林ひらばやしという七人の重臣が連袂れんべいして御しゅくん治憲はるのりを強要したという事件であった。
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)