トップ
>
油小路
>
あぶらのこうじ
ふりがな文庫
“
油小路
(
あぶらのこうじ
)” の例文
丁度
油小路
(
あぶらのこうじ
)
へ出ようと云う、
道祖
(
さえ
)
の神の
祠
(
ほこら
)
の前で、折からあの辻をこちらへ曲って出た、見慣れない一人の
沙門
(
しゃもん
)
が、出合いがしらに平太夫と危くつき当りそうになりました。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
それを見ますと私の甥は、以前
油小路
(
あぶらのこうじ
)
の辻で見かけた、摩利信乃法師の不思議な振舞がふと心に浮びました。そう云えばあの時も、どうやら二人の間には、
曰
(
いわ
)
くがあったようでもある。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
いつぞや
油小路
(
あぶらのこうじ
)
の
道祖
(
さえ
)
の神の
祠
(
ほこら
)
の前でも、ちらと見かけた事があったが、その方は
側目
(
わきめ
)
もふらず、文をつけた橘の枝を力なくかつぎながら、もの思わしげにたどたどと屋形の方へ歩いて参った。
邪宗門
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
“油小路(油小路通)”の解説
油小路通(あぶらのこうじどおり)は京都市の主要な南北の通りの一つ。平安京の油小路にあたる。北は武殿南通から南にのびる。途中紫明通から上立売通まで中断する。
(出典:Wikipedia)
油
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
路
常用漢字
小3
部首:⾜
13画
“油”で始まる語句
油
油揚
油断
油然
油壺
油画
油火
油斷
油蝉
油単